新たな治療と希望
TC療法でアレルギー症状が出てしまったので、使用するお薬が変更になり、新たにEC療法を行うことになりました。
1回目の体感としては、強烈な吐き気や身体の怠さがあり、やっと水分をとれるような状況でした。
EC療法
EC療法は、「エピルビシン」と「エンドキサン」というお薬を組み合わせて行う治療です。
これを6クール行うことになりました。
初回はTC療法の時と同様に入院で行いました。
今回は何事もなく、治療を受けられることを願いました。
体調変化なく受けられた
入院2日目の午前より抗がん剤治療を開始しました。
実際に点滴する薬をみて衝撃!!
真っ赤でした。(エピルビシンの方)
![つくし](https://www.tsukushi8.com/wp-content/uploads/2023/08/名称未設定のデザイン.jpg)
これを身体の中に入れるのか…
と一瞬怯みましたが、ここまで来たらやるしかありません。
薬が入ってくると身体が少し熱くなる感じがありましたが、大きく体調に変化はありませんでした。
無事にすべての薬の投与が終了し安心しました。
吐き気がいつやってくるかと心配していましたが、変化がなかったので昼食は完食しました。
においからダメになる
最初の異変はにおいを強く感じるようになったことです。
15時頃より、異変を感じ始めます。
![つくし](https://www.tsukushi8.com/wp-content/uploads/2023/08/名称未設定のデザイン.jpg)
ん?何だろうこのにおい。
病院独特のにおいを強く感じるようになり、唾や水分を飲むことが辛くなってきました。
案の定、夕食は味噌汁しか飲めませんでした。
食べたいけど気持ち悪すぎ、無理。
同じ場所とは思えない位、においもキツイ…。
トイレまでの移動もしんどい。
入院中なのですぐにみてもらえる環境には居ましたが、これから自分の身体がどのように反応するのか?
怖さと、不安を感じていました。
消灯前頃からは身体を全く動かせない位の気持ち悪さでした。
横になっていてもグルグルと目が回る。
水も飲めなかったので看護師さんに相談し、吐き気止めの注射をしてもらいました。
少し時間が経つと楽になり、眠ることができました。
この時は、これまで経験したことが無いような吐き気を感じました。
幸いにも嘔吐しなかったのが救いです。
翌朝も食べられる状態ではなかったので食事は受け付けず。
代わりに、カロリーメイトゼリーを摂取できました。
ちなみに、においが辛くなってからずっとマスクをしてました。
先生から少し笑われてしまいました(;・∀・)
水分が取れているなら大丈夫とのことで、その後は退院し自宅で様子を見ることになりました。
本番が始まった
1クール目を終わってみて、私の場合最初に手術をしてからの抗がん剤治療でしたが、
手術は長い治療の入り口に過ぎなかったんだと思いました。
手術自体も決して楽なものではありません。
その後は、抗がん剤・放射線・ホルモン治療と長い治療が続きます。
体力的にはもちろん、精神的にも追い込まれていきます。
まずは抗がん剤を6クールクリアすること!
その後に放射線治療・ホルモン治療もあるけれど、治療を一つ一つ段階を踏んでいけば治るからという気持ちで辛い治療を耐えようと思いました。
治療のゴールが設定されていること。
それが希望となりました。